事務所通信                
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社長さん 元気ですか 2019. 9
No.209
いとう会計事務所
○○の秋 私は映画観賞の秋 あなたは何の秋?  
最近の新聞・ニュース等を見て
先月にひき続き 今回は「秋の日はつるべ落とし」について考えたいと思います。「暑さ寒さも彼岸まで」と同様に、この時期に使われますね。

私が小さい頃、田舎で井戸を使っておりましたので、この「つるべ」って何のことかわかりますが、今や知らない人たちが大半じゃないでしょうか。


「つるべ」って右のように井戸で水を汲むために縄や竿を付けた桶のことを言います。強く落とさないと桶に水が入りにくいので強く勢いをつけて落とします。秋の日を、まるでこの「つるべ」を落としているように一気に日が沈む様に例えているんですね。
実は、この言葉の正確さを検証するために、一年間の日没時刻の変化や日中時間の変化、そして、薄明継続時間の変化などを調べた人たちがいます。私も調べようとネットを見ていたら、偶然このページ(2018.10.10 ウェザーニュース)を見つけました。

3種類のグラフを見ると、明らかに曲線の形が夏から秋・冬にかけて狭まっています。このウェザーニュースでは「感覚的な部分が大きい」と結論づけていますが、春と秋は夏至を挟んでシンメトリーになっておらず、「秋の日はつるべ落とし」はまさに数字の違いで証明できると思うのですが、なぜ感覚的?
税務・会計等に関して
消費税の軽減税率が話題になっています。かつて、30年以上前に消費税が施行され簡易課税を選択できるとなった時に、では、この取引はいったい事業区分はどれに該当するのかが大いに話題になりました。

今回の軽減税率の問題もそれに似たところがあります。今では、簡易課税の事業区分が第何種に該当するのかという問題はほとんど起きなくなりました。同様に、軽減税率8%になる・ならないの問題も、もう少ししたら起きなくなるのでしょうか。

それとも、10%・8%という2本立ての制度自体がなくなるのでしょうか。税理士会に止まらずいろいろな団体が軽減税率に反対していますので。

処理の煩雑さから、社会経済全体が停滞したり混乱したりするのを恐れているのです。5年後からインボイス方式への切替も予定されており、予断を許さない状況が続きそうです。